マクロビアン days

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「海から汚染が世界に広がる」         2011.4.5 

先が見えない原発の終着点。この瞬間にも高濃度の汚染物質が、破壊された原発から拡散し続けている。空や大地への汚染は言うまでも無く依然深刻だが、今、最も注目しなければならないのは、海への汚染だ。

昨日、東京電力は、貯水タンクに溜めてあった低濃度の汚染水11500トンを海に放出することを決定した。この要請を、原子力安全保安院、原子力安全委員会が即決承認、昨夜から大量の汚染水が福島の海へと放出された。

この深刻な事態にもかかわらず、東京電力や政府、御用学者たちのコメントは相も変わらず、「放出に伴う健康への被害はまったくなし」である。20gの魚、40グラムの海草を一年間毎日摂取しても健康に影響を及ぼす値(600マイクロシーベルト/H)にはならないからがその理由。

しかし、騙されてはいけない。食事で魚だけを食べる人はいない。汚染の可能性のある水や空気、出所不明の食物を様々な形で摂取するのが食事なのだ。これらをまったく計算しない食の安全とは一体何の安全だろう?

過去の報道からの実感だが、こうした発表の裏側では、より深刻な問題が決まって起きている。放出を決定した低濃度の汚染水だけでも基準の500倍の濃度だからもう充分に問題だが、より深刻なのは、2号機の周辺の約20センチの亀裂から海面が泡立つほどの勢いで流れ出し続けている高濃度の汚染水だ。

この垂れ流しの水が放っている放射線量は、2号機タービン建屋地下と同様で、線量計をかざした瞬間に針が最大値の毎時1千ミリシーベルトを振り切るほどのもの。基準の約100万倍の数値と言われている。検査員の線量計が振り切れたということは、それが誰にも計測できないほどの高数値であると言うことなのだ。

そして、この汚染水には、原子炉の中にしか存在しない成分が含まれていたと言われる。流れ出したセシウムやプルトニウムは、放射性ヨウ素とは比較も出来ないほどに怖い物質だ。ヨウ素の半減期は8日間、セシウムは30年だが、プルトニウムに至っては2万4千年と言われている。そうした危険な物質が、水と一緒に海に流れ出していないと一体誰が断言出来るだろうか?

この事実を、私たちはもっとしっかりと受けとめる必要がある。なぜなら、4月1日にすでに、北茨城県沖で捕れたコウナゴから、1kgあたり4080ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたからだ。

コウナゴは、シラスと同じ小さな魚だが、これは、当然、より大きな魚の餌になる。そして、このコウナゴを食べた魚をもっと大きな魚が食べ、それをさらに大きな魚が食べるといったように、海の中で危険物質の食物連鎖が進んで行く。この汚染の広がりが、大地の何倍もの早さで、広大な世界の海をかけ巡り始めたのだ。

かつて、汚染された魚類による身体的影響が、汚染源である先進国の人々の体の上にではなく、遠く極北の地に住むエスキモーの人々の間に最も高く出たというニュースがあった。これは、彼らが、食物連鎖の頂点に立つアザラシなどを日常の食としていたからだった。

大気中の汚染の数値は、足し算でも済む。しかし、海の中の食物連鎖で広がる汚染の数値は、間違いなく掛け算になることを忘れてはならない。

海には境界がない。原発が遠くにあるから大丈夫という幸せな時は過ぎてしまった。今こそ、無責任な情報に惑わされず、事実は何かを、各自が、よりしっかりと判断して行かなければならない。
                              宙八                   



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[ 2011/04/06 00:02 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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