マクロビアン days

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30キロボーダーで犠牲になる人々 

30キロボーダーで犠牲になる人々

昨日、避難先の松山から、急遽、車を飛ばして福島へ戻りました。
と言うのは、今朝、テレビで政府のコメントを聞き、現在、通行禁止区域になっている自宅がやがて立ち入り禁止区域になり、我々でさえ今後一切立ち入ることの出来ないところになってしまうのではないかと言うことが心配だったからです。
それは、じつは私が1986年にチェルノブイリの高濃度汚染地帯を視察に行った際、事故後8年経った当時でも、原発30キロ圏内は立ち入り禁止区域になっていて、周囲には鉄条網が張られ、警備兵が常時立っている姿をこの眼で見ました。以来、福島原発から30キロボーダーにある我が家は、事故が起きたらそうした地域になりかねないことであることをいつも危惧していました。
今は、とりあえず体は無事ではあったものの、地震直後、着の身着のままで家を飛び出したので大事なものはほとんど家から持ち出せていませんでした。ですから、もし、原発に特別な事態の悪化が見られなければ、たとえ一瞬でもいいから自宅に戻りたいとも思っていました。ただし、勿論、原発は未だに一触即発の状態が続いていて、剥き出しの使用済み燃料プールからは、放射能が空中に放出されつづけていますので、多少の被曝は覚悟の上での帰宅でもありました。
このことについてはまた後日書きますが、今日皆さんにお伝えしたいのは、政府の情報には必ず裏の意味があると言うことです。これは、今回の体験でつくづく痛感していることですが、当事者になった場合には、その裏情報をどう手にするかが、その時々の判断力も含めて、こうした危機的状況をサバイバル出来るかどうか条件になると言うことです。このことを皆さんに体験者としてぜひ伝えたいと思ったのです。
そして、昨日、危険地帯に入り、被災後現地に留まっている知人に会い、改めて、今朝の政府のコメントが、改めて、この30キロ圏内室内退避の人たちに、新たな悲劇をもたらすと感じたからです。
この圏内の人たちは、事故当初から、室内退避と言う政府の指示のままに従っています。この地域はまったく安全であると言うメッセージが、危険性を知らされていない現地の人たちに、普段と変わらない無防備な生活をさせてしまっています。マスクもせず犬の散歩をしたり、検知器が示す危険な状況にあることをまったく無視するように普段とまったく変わらない生活をしている光景があちこちに見られるのです。
しかし、その場所で、じつは、私たちが持ち込んだ計器には、その地で、危険を知らせる発信音が鳴り続けているのです。友人がつぶやいたように、実際には「もう被曝しているかも・・・」が、彼らの本音です。
政府は、国民のいのちを守ることが役割です。危ないから逃げなさいというのは、政府の人々が真っ先にしなければならない国民に対する危機管理、最も大切な彼らの仕事なのです。にもかかわらず、自分たちの立場を守るために、あるいは保身からか、あるいは今後の保証問題を心配しているのか、パニックになったら困るということを優先に、危ないという情報を国民に渡さないという、最もしてはいけないことを彼らは今でもし続けています。それがあたかも彼らのするべき最も正しいことであるかのように・・・。
今、どれだけ危ないのか?の真実を知らなければならないのは、遠く離れた東京電力の役員でもテレビのコメンテーターでも、政府のお役人でもありません。現地で闘う作業員であり、室内退避をさせられている住民たちなのです。 
昨日見た光景は、自宅に至る主要道路の入り口には、パトカーが数台とまり、いわきなのに愛知県警の警官が6~7人居ました。理由は、どさくさにまぎれて泥棒が出るのを防ぐということでしたが、それが、まったくのウソであることは言うまでもありません。明らかに、本当のことを言うことで危険地域の広がりを人々に気づかれてしまうからなのです。
今朝の政府のコメントは、30キロボーダーの人たちに生活物資が届かず不便をしているから、退避命令を出そうかどうか今考えているところだと言います。しかし、それはまったくのウソです。現地の人々は、特別な地域の人たちを除いて、スーパーもスタンドも普通に開いています。驚くほどの普通の生活です。
こちらが被曝から身を守るために重装備で行くと、彼らから、「大変でしたね。大丈夫ですか?」といわれる始末です。この温度差は何か?にこちらの方が、すっかり驚かされました。
明らかに政府は、汚染の事実を知らせることを怖れています。またまたウソを言い、この地域の人々をさらなに危険な状況に押しとどめようとしています。つまり、この事故において、この地域の人々は明らかに今棄民にされようとしているのです。
今回行われた報道の多くには、こうした集団統制のための政府の思惑があって、事実を公表しないという誤った危機管理があちこちに見られました。
当初、「日本人は、この危険な状況の中で、見事なほどに落ち着いた行動を取っている」と賞賛の言葉を外国の報道は伝えていましたが、今では、海外の多くのメディアは、どうして日本政府は本当のことを国民に知らせないのか?どうして、日本人は、自分で自分の身を守る行動に出ないのか?に変っています。
今、私たちが考え、そして、行動しなければならないのは、どう日本人の、私たちの仲間のいのちを守れるのか?と言うことです。そのためにも、どれだけ正確で正直な情報を皆で共有できるのか?が問われています。ぜひ、この問題、皆さんも考えて見て下さい。宙八





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[ 2011/03/25 11:52 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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