マクロビアン days

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生れ変わりの好機 

原発事故は、日本が明治の開国から、あるいは戦後から、構築して来た日本国の善と悪、長所と短所、柔らかさと固くなさのありとあらゆるものを一気に社会のオモテに噴出させた。

すべての国民が未だにその渦中にあるが、我々被災者は、この5ヶ月間、心身共にクタクタになるまでにこの渦に翻弄され続けた。

この惨状が日本の国と私たち国民に求めているものは、言うまでも無く、悪しき日本的なるものからの解放である。津波で家族も財産も一瞬で失った人たちは、自らの意思とはまったく関係なく、心の大転換を突然自然から突きつけられ、その意志のままに従わざるを得なかった。

原発の被災者たちもまた、何も変わらずある家や畑、仕事、地域の人々との絆を心の中に残したまま、原発事業に群がる醜悪なる人々の手によって、否応無くすべてを手離さざるを得なくさせられている。

人は、死ぬ目に会うと、それまでの価値観や生き方がガラリと変わると言う。何よりも大切ないのちの前に、それまでのこだわりがまったく価値のないものに思えてしまうからだろう。

今の自分は、まさにそんな心境だ。3・11前に抱えた来た人生の様々なモノ、家や土地や地域や、そこに住む人々に対する思いなど、モロモロのカタチあるものに対するこだわりが、今は、自分でも驚くほどにどこかに消えてしまった。もう生きているいのち以外の何も必要はないと思えるほどに心が解放され、自由になっている。

いつかはそんな心境になりたいと、人生の目標の一つでもあったことだが、今回の出来事が驚くほどやすやすとその壁を乗り越えさせてくれた。被災の裏で手にした大きなご褒美である。人の心は時空を超える。どんなこだわりも、きっかけ一つで一瞬にして変わるものであることを、長い人生の中で初めて味わっている。そうありたいと願っていた死ぬ前の心境がリハーサルできたことがとても嬉しい。これでいつ死んでもいい心の準備が出来た。被災に心から感謝である。

自然界の法則は、オモテが大であればウラもまた大。戦争の悲劇が、そのウラで大きく日本人の平和の意識を育てたように、この震災もまた、これまでの日本人の意識を大きく生れ変わらせようとしている。

悲劇の裏で、多くの人がすでに眼にしているように、過去の日本人には見られなかった新しい意識が今芽生え始めている。この希望の渦の中で、一人でも多くの若者が学び、これまでになかった新しい日本人にぜひなって欲しいと願う。日本のパラダイムシフトはすでに始まっている。

この大事な時期にどうしていつまでも政治が動けないのか?と多くの人が感じているだろうが、その理由は簡単だ。こうした日本のかさぶたを、最も堅固に作って来た人種の代表が政治家だからだ。その張本人たちが誰よりも変われずに、過去の自我と欲望の執着のままにうごめいている。まだまだこの醜態は続くだろう。彼らに、かすかな期待を持っていたことさえももう疲れた。

放射能の被害は、すでに全国に拡がった。内部被曝に特有の被災地は存在しない。この未曾有の出来事をどう自らの力で乗り越えられるか?これまでの価値観や生き方を転換できた者だけが生き残り、新しい時代を生きる資格を手にするのだろう。危機は、最大のチャンスでもある。宙八
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[ 2011/08/06 00:02 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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