マクロビアン days

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チェルノブイリのネズミになれるだろうか 

 少し前のことだが、NHKで放映されたチェルノブイリの汚染地帯の現状を伝える番組を見た。住民が強制移住され立ち入り禁止になっている区域は今、動物たちの天国になっていると言う。中でも、ネズミが元気であることの理由について次のように伝えていた。

 チェルノブイリの事故から26年、ネズミの世代交代はすでに40代ほどになった。高濃度に汚染されたこの地域では、当初、大半の動物達が死滅したと推察されるが、その中で生き残ったネズミたちは世代を重ね、次第に、放射能に強い抵抗力を身につけ生き残ることが出来た。

 この状況を現地で調べている科学者の話によると、放射能を浴びたネズミの体内にはフリーラジカルが発生し、これが免疫力、生命力に決定的なダメージを与えるのだそうだ。これに対して抗酸化物質を分泌して、ネズミたちは身を守って来たと言う。こうした免疫力、治癒力が世代交代毎に強くなり、遺伝子として伝えられ、放射能の中でも生き残れるネズミたちになったらしい。

 一方、こうした状況に弱かったのが鳥だったと言う。鳥は、常日頃から飛ぶことで体力を消耗する。特に、渡り鳥などでは、遠方からの飛来時に大量のフリーラジカルが発生し、それをカバーするために多くの抗酸化物質が消費される。その弱り切った身体で汚染地帯に降り立つと、放射能に対する抵抗力がすでになく、生き残ることが出来なかったのだろうと言うことであった。

 これまで私は、沢山の若者や子どもたちのいのちを、食を通して見て来た。その中で、近年、いよいよそうした若い世代の生命力、治癒力が減退していることを痛感する。原因は、生活環境の悪化や食の質の低下など様々だが、そうした若者たちが、現在の放射能被曝と言う厳しい状況にあって、果たして、今後、無事に生き残ることが出来るのだろうかと危惧する。

 福島県を中心とした汚染地帯には、今も多くの子どもたちが居る。いのちの問題を軽視し続ける政府、企業、自治体の姿勢によって、彼らは、半ば強制的に、汚染地帯に住み続けざるを得ない状態に置かれいる。こうした子どもたちが、チェルノブイリのネズミのように逞しく生き残ってくれると言う補償はどこにもない。むしろ、生き残ることが難しかった鳥たちに限りなく近いいのちであることがとても心配だ。宙八



[ 2011/11/03 10:07 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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